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沼津で玩具拳銃「ピカ銃」展 煩悩の数と同じ108丁のピカ銃集まる

ピカ銃収集家のよたさん

ピカ銃収集家のよたさん

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 光と音の出る銃器型の電池駆動式玩具「ピカ銃」のコレクション展示「ピカ銃展in大泉寺」が1月23日、大泉寺(沼津市井出)で行われる。

収集されたピカ銃

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 ピカ銃収集家のよたさんが集めた約700個のコレクションから、最新物や約30年前のビンテージ物など108個を紹介する。会場では、展示物を手に取り実際に引き金を引いて光らせたり音を鳴らしたりすることもできる。

 よたさんは「祭りなどで売っている銃のおもちゃが子どものころから好きで集めていたが、3~4歳のころ、集めすぎて祖母に注意されたことから収集を断念した」と振り返る。よたさんは大学卒業後上京し、カメラマン・デザイナーとして活動。リモートでできる仕事であることから静岡県に戻り、現在は沼津で活動している。

 ピカ銃を再度集め始めたきっかけについて、よたさんは「昔はおもちゃ屋さんで光る銃が売っていたが、1990年以降だんだんと減ってきた。東京から地元に戻ってきて、好きだった物を撮影したいと思い、もう一度集めてみようと思った」と話す。

 光って鳴る銃のおもちゃの通り名が無かったため、よたさんは「ピカ銃」と名付けたという。「2018(平成30)年から収集を始め、オークションサイトだけでなく大阪や関東のフリーマーケットなどでも買い集めた」とよたさん。

 「ここ5~6年で販売された物はほぼ網羅できていると思う。アメリカの通販サイトで購入したり、中国の工場と直接やり取りをして昔の物と最新の物を集めたりして約700個になった。コレクション数は日本一で、おそらく世界でもこれだけ集めている人はいないのでは」とも。

 2020年2月に秋葉原行われた「マニアフェスタVol.4」への出展や、90種類以上のピカ銃を紹介した写真集「PIKAJU vol.1」刊行、2021年12月にはソフト塩化ビニール製のピカ銃「ピカジュウくん」を開発・販売した。

 よたさんは「写真集出版時に東京でイベントを行ったが、その時は光って鳴らすことはしなかった。広くて音を気にせず楽しめる寺のお堂で、靴を脱いで室内でピカ銃を楽しんでもらいたいと企画した。老若男女、これまでピカ銃に触れたことのない人にも来てもらいたい。これからも楽しみを再発見して面白がることを活動の軸にしていきたい。1000個集めたら美術館で展示会をするのが夢」とも。

 開催時間は10時~18時。入場料=500円。新型コロナウイルス感染症対策として入場者制限を行う。

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