沼津市立図書館(沼津市三枚橋町)で3月13日、街頭紙芝居芸人の三ツ沢グッチさんによる絵本読み聞かせ男性(=読みメン)養成講座「三ツ沢グッチの読みメン講座 ~表現力をアップして、紙芝居を描いて演じてみよう~」が行われる。
同企画は「読み聞かせ男性(=読みメン)を増やし、子育てに参加する男性を増やす目的で開始したもの。講習会当日は、発声法指導や滑舌練習、2人1組での台本読み、「紙芝居の結末」作りなどを行う。三ツ沢さんお薦めの紙芝居作品も紹介する。
三ツ沢さんは長泉町出身。1998(平成10)年から「新横浜ラーメン博物館」(神奈川県横浜市)キャストとして約8年間働いた経験を持つ。同施設で昭和30年代の街並みに触れたことから昭和の街頭紙芝居の魅力に引かれ、紙芝居を使った読み聞かせを自ら行うようになったという。
三ツ沢さんは現在、「街頭紙芝居師」として東京都公認ヘブンアーティストや静岡市まち劇パフォーマー認定を受け活動。「ニッポン全国街頭紙芝居大会inぬまづ」「街中だがしや楽校inぬまづ」「沼津新仲見世商店街昭和レトロ祭り」などで実行委員長も務めている。
三ツ沢さんは「(読みメン養成講座は)昨年開いた図書館の担当者から好評だったとの声をもらい、今年も開催することになった。昭和の紙芝居屋として、参加者に演じる楽しさを知ってもらえたら。コロナ禍でここ2年開催できなかった『ニッポン全国街頭紙芝居大会inぬまづ』の地元参加者も増やしていきたい。沼津イコール紙芝居の街につながっていけば。24年間の紙芝居師経験を生かして、読み聞かせの魅力を伝えていきたい」と意気込む。
開催時間は13時30分~15時。参加無料。定員20人。要事前申し込み。2月24日9時30分から、電話、メール、沼津市立図書館カウンターで受け付ける。