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函南の道の駅に「道の駅ピアノ」登場 観光客と地元住民との相互活用目指す

「ゲートウェイストリートピアノ」を弾く来場者

「ゲートウェイストリートピアノ」を弾く来場者

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 函南町にある道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」(函南町塚本)のエントランスに1月29日、「ゲートウェイストリートピアノ」が設置された。

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 種類はアップライトピアノ。訪れた来場者が自由に弾ける。

 同施設の田中三智子駅長は「昨年11月ごろから、道の駅のにぎわいを目的としてストリートピアノの導入を検討し、方々に声を掛けていた。酪農王国オラッチェ(丹那)の協力を頂き、設置できた」と経緯を話す。

 ピアノはオラッチェのレストランで大規模なパーティーやウエディングなどの際に長年利用されたものだったが、近年利用頻度が下がってきていることから、地域活性の一環として寄贈したという。

 この日演奏を行った山梨県山中湖村在住のミュージシャンで主婦の幡野恵子さんは「一部のプロピアニスト以外は、自分の演奏を多くの聴衆に聴いてもらえる機会がない。こういう場でピアノを弾いて、通り掛かった人が立ち止まって演奏を聴いてくれる施設はまだ少ない。駅ピアノのような存在が増えてうれしい」と話す。

 田中駅長は「ここは旅行者の通過点でしかないという印象だったが、道の駅ピアノを設置したことで地元の方でも気軽に当施設を訪れ、演奏を楽しんでもらえたら。音楽を通じて旅行者と地元住民の交流の場を創出していきたい」と話す。
 ピアノの利用可能時間は9時~18時。

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