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土肥で3年ぶりの「菜の花舞台」 今年は体育館で橋爪功さん朗読会 

朗読会に挑む橋爪さん

朗読会に挑む橋爪さん

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 「第27回菜の花舞台 橋爪功とその仲間たち」が4月9日・10日、旧土肥小学校体育館で行われた。

橋爪さんの朗読に聞き入る観客たち

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 1994(平成6)年に始まった同イベント。毎年4月の2週目の土曜日曜に野外劇を開催している。NHKの朝の連続テレビ小説「青春家族」で土肥を訪れたことがきっかけで地元民との交流が始まった橋爪さんが1992(平成4)年に小土肥に設けた稽古場から見える田園風景を見て菜の花畑での野外舞台を思い付いたという。

 コロナ禍で昨年まで2年続きでイベントを中止した。3年ぶりの開催となる今年は橋爪さんと演劇集団「円」のメンバーが朗読5作品を披露した。橋爪さんは、初日に向田邦子の「かわうそ」を、2日目は平野啓一郎の「消えた蜜蜂」を、それぞれ朗読した。

 橋爪さんは「2年にわたり開催できず血の出るような我慢をした。役者は舞台に立ち人前に出る喜びを感じ、心地よい興奮を味わっていた。今年で29年目。本当にがんばってきたなと感じる。野外での芝居は刺激と学びがあり、一皮むける役者も多い。来年こそ菜の花が咲く野外舞台で開催したい」と話した。

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