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沼津で中学生軟式野球チーム発足へ 部活動地域移行でメンバー募集

チーム参加を呼びかける内村さん

チーム参加を呼びかける内村さん

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 沼津の男子中学生軟式野球チーム「沼津フェニックス」が現在、2023年4月の発足に向け、現在、設立に向けた準備を進めている。

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 同チーム代表で沼津市立金岡中学校教諭の内村義則さんは高校時代まで野球部に所属し、教員になってからは約20年間バレー部の顧問を務めた後、野球部顧問として指導に当たっている。「この10年で、子どもの人数減少や運動部を選択しない子どもが増え、2、3校で合同のチームを編成することが多くなった。特に野球部は著しく、チームが組めない状況が増えている。文部科学省が公立中学校の部活動を地域団体や民間事業者に委ねる地域移行を推奨していて、沼津市では来年度から部活動の終了時刻が17時になることなどから、中学部活の枠に縛られない軟式野球チームを発足させることにした」と話す。

 「目の行き届いた指導をしたいことと、補欠という存在の選手をなくすために募集人数を制限した。意欲のある子どもを受け入れ、野球を通して、自主性のある自立した選手を育成していきたい。保護者会や当番制などは設けず、練習場まで中学生自身で行き来するようにしたい。野球だけでなく、ボランティア活動や職業体験など、公の場に子どもたちをたくさん出し、将来の沼津を担う人材を育てていけたら」とも。

 内村さんによると、メンバー同士が協力し、チームの特性を生かして戦うことに加え、野球にはほかの競技にはない「間』があるという。「試合中に戦略や戦術、分析、対策など自ら考える時間がある」と内村さん。2024年の中体連から大会に参加する予定という。

 対象は、沼津市内在住で来年4月に中学1年になる男子で、ほかの部活動に所属していないことが条件。募集人数は最大10人。練習は、平日の3日間16時45分~19時と、土曜・日曜のいずれか1日9時~15時。練習場所は、今沢小学校・中学校と金岡中学校のグラウンドで、夏休みや冬休みなどは沼津市営野球場を予定している。活動費は一人3,000円(施設利用費や、傷害保険、登録費、備品購入費などを含む)。

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