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沼津「我入道の渡し船」秋季運航へ 木造和船で狩野川を川下り

我入道の渡し船

我入道の渡し船

 狩野川を木造和船で渡る「我入道の渡し船」が9月19日、秋季の運航を始めた。

船頭の深田鉄雄さんは元水族館の飼育係。狩野川の多様な生き物を乗客に解説する = 沼津「我入道の渡し船」秋季運航へ 木造和船で狩野川を川下り 

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 明治時代に始まり、かつては庶民の交通手段として利用されていた同船。港大橋の完成に伴い1971(昭和46)年に廃止されたが、1997(平成9)年に観光渡船として復活した。現在は、地元の船大工が手がけた木造和船を使い、狩野川河口近くの我入道漁協前からあゆみ橋付近まで、およそ2.5キロを15分ほどかけて結ぶ。

 土曜・日曜・祝日に運航し、1日4往復する。

 航路では、船頭が見どころを案内することもある。御成橋を過ぎた辺りでは、川岸の石の上で甲羅干しをする亀が見られることもあるという。

 沼津我入道漁業共同組合の植松敏征組合長は「川の上に出ると、陸の上とは全く違う景色が広がる。普段の生活ではなかなか味わえない時間を楽しんでもらえると思う。天気の良い日には富士山を望むことができ、我入道から中心市街地へと進むにつれて、景色が少しずつ変わっていくのも魅力。秋は空気が澄み、川の上から見る沼津の街も一段と美しく感じられる季節。昔から地域の人たちの暮らしを支えてきた渡し船に乗って、ゆっくりと流れる時間を楽しんでほしい。船の揺れは少ないが、きっと景色や風に心が揺れるひとときになるはず」と話す。

 運賃は、中学生以上=100円、小学生=50円。

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