障害の有無や年齢を問わず誰もが海を楽しむユニバーサルビーチイベント「海であそぼう」が9月12日、らららサンビーチ(沼津市西浦平沢)で開かれた。
イベントの様子 = 沼津でユニバーサルビーチイベント モビチェア使い障害の有無問わず海遊び
同ビーチで4回目の開催となる今回は、市内外から障害のある人とその家族、ボランティアら約50人が参加し、海辺での遊びを楽しんだ。主催は、沼津市を拠点に活動する市民団体「ミンナデアクト」。同団体は2016(平成28)年から活動を続け、今回のイベントは通算88回目となった。
発足当初は、訪問看護を通じてさまざまな支援が必要な人と関わる中で、「全ての人が自宅や居心地のよい場所で豊かに暮らし続けるために、介護や療育をする人の心と身体を健康に保つこと」を目的に、勉強会やイベントを開催。その後、障害のある子どもの親から寄せられた声をきっかけに、「障害児と、その家族が遊べる場づくり」へと活動を広げてきた。
現在は、障害のある人やその家族も企画・運営に参加し、それぞれが「やりたいことをやってみる」という意味を込めた「ミンナデアクト」の活動として、障害の有無にかかわらず子どもから大人まで自然体験やアウトドア活動を楽しむ機会を月1回ほど設けている。
当日は、参加者が保護者やボランティアと一緒に海へ入り、水陸両用の車いす「モビチェア」やスタンドアップパドルボード(SUP)を体験。初めて海に挑戦する参加者も2人おり、最初は緊張した様子を見せながらも、海に入ると笑顔で波の揺れを楽しんだ。
代表のピリ睦さんは「天候を皆さん心配されていたので、まずは事故なく開催できて良かった。海に初めてチャレンジした2人も、ドキドキで始まり、ニコニコで終われたことがうれしい。参加者もボランティアも全力で楽しむという今回のコンセプトも達成できた」と振り返る。
今後については、「これからも月1回のペースで活動を続けていきたい。将来的には、ミンナデアクトが発展していくのか、別の事業になるのかは分からないが、ミンナデアクトに参加している重度心身障害者が生産性を生み出せる仕組みを作れたら」と話す。