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三島で新住宅地「まち」会議 住民らでコンセプトブック製作目指す

街の魅力を引き出し合う参加者たち

街の魅力を引き出し合う参加者たち

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三島の大場公会堂(三島市大場)で7月28日、イベント「大場きっかけまち会議」が開催された。

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 同企画は、同市大場赤王(だいばあこう)地区に建設される住宅約20戸の開発に伴う台場地区を中心とした住民イベントで、主催は同宅地を開発する加和太建設(文教町)。

 企画は全5回のワークショップで構成され、最終的には市民らの手による街の魅力や特長を盛り込んだコンセプトブックの製作を目指すもの。出来上がったコンセプトブックは地域内のイベント等を通して住民やこれから居住を検討する人々などに向けて配布する予定。

 今回の企画について、同社取締役の川合弘毅さんは「現状の宅地販売は物件価格や駅までの移動時間など、限られた情報を基にしか選べない。今回は『(宅地がある)地域のコミュニティー』の魅力を知ってもらうという、従来の宅地販売と異なる方法を選んだ。コンセプトブックの製作を通して、新しく住む人だけではなく、大場に住む人々にも街の魅力を再発見し、共存できるコミュニティーになってもらえれば」と期待を込める。

 当日は30~50代の地元住民21人とファシリテーター6人が集まり、グループワークを展開。グループワークは「大場に住んで良かった部分、自慢したい部分」と「大場がどうなってほしいか」をテーマに意見を募り、最後には各グループの発表が行われた。

 イベントでファシリテーター役を務めた同社不動産部の田口光城さんは「初めての取り組みなので、どのくらい参加者が集まるかと不安だったが、多くの人が関心を持って集まってくれたので安堵(あんど)した。私も知らない大場の魅力を知る機会も多く、とても勉強になった」と感想を話し、「今後も多くの人に参加してもらい、意見やアイデアを出してほしい。ワークショップを通して、お互いの魅力を引き出す会議にしていきたい」と意気込みを見せる。

 次回は9月1日19時から、同所で行う予定。参加無料。

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