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熱海のゲストハウスで「恋愛相談」プラン 「5年けんかなし」の相談員が週1限定で

「どんな世代の人でも相談に来てほしい」と渡辺さん(写真左)

「どんな世代の人でも相談に来てほしい」と渡辺さん(写真左)

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 熱海銀座商店街のゲストハウス「guesut house MARUYA」(熱海市銀座町)は11月5日から、新プラン「熱海 恋愛相談プラン」を販売している。

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 同店のスタッフである渡辺紀貴さんが、チェックイン後に市内の喫茶店で恋愛相談を受けるもので、毎週火曜、1人限定。相談時間はおよそ1時間。

 相談を受ける渡辺さんは、長泉町出身。大学で宇宙物理学を学んだ後、埼玉県のケーブルテレビ局に就職したが、2年で退職。退職後に、海外18カ国の旅行を経験。帰国後、ネット上で商売する傍らネット上の恋愛相談コーナーを開設したのが契機となり、2年間で200件以上の相談に乗り、平均評価は5点満点の4.9点だったという。

 渡辺さんは自身の恋愛相談に関して「相手の立場や境遇を客観的に観察し、先入観や一方的な価値判断を行わず聞き続けるのが基本。相手に意見をするのではなく、相手が今何を求めているのかを引き出して寄り添うのがスタイル。物理学で学んだ経験が生かされているかもしれない」と自身を分析する。

 渡辺さんに相談する人は高校生から40代までの女性がほとんど。相談者に対して「恋愛の相談に関して、実は自分がどのように進みたいか、その人なりの結論が出ている場合が多い。その方向にどのように寄り添って一緒に答えを出すのかが自分の軸。これがぶれないように聞き役に徹している」と話す。

 今回のプランを立ち上げた理由について「毎週カウンターでおしゃべりの延長で恋愛相談を行ってきたが、都心で恋愛や仕事に疲れた女性の一助になれば。このゲストハウスで悩みを打ち明け、すっきり前向きに活躍できる女性を送り出したい」と明かす。

 渡辺さん自身も4年間交際した女性と昨年結婚。5年間の生活の中で1度もけんかをしたことがないという。

 渡辺さんは夫婦和合の秘訣(ひけつ)について、「一般名詞で言われる『妻』や『夫婦』の枠にとらわれず、その人自身を見つめること。一般的に妻は掃除や家事をすると言われるが、自身の妻に当てはめずにその人の特性を見極める。掃除な苦手な妻がいたとしても、自身で掃除をするなど補い合うことが大事と考えている」と夫婦生活についてもアドバイスする。

 プランは毎週火曜にチェックインした利用者のみで、価格は7,188円(朝食・喫茶店のお茶代・相談料込み)。

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