イベント「イチナナマルシェ」が11月11日、沼津にある真島石材工業(沼津市松長)で行われる。
同社は1847年創業の石材店。現在6代目社長の真島一浩社長は「先祖がこの地域の御典医だったのが発祥とされている。県内でも歴史の古い会社だと思う」と話す。
170周年を記念して行われる今回のイベント。真島社長は「170年の長い間商売をしていると、多くの利用客や取引先とのつながりがある。今回は石材店を知ってもらうだけでなく、多くのつながりを知ってもらえるイベントにしていきたい」と目的を話す。
イベントでは沼津を中心に15店舗のフード・ワークショップブースのほか、子ども向けに箸の使い方講座、石材切削機械の実演、高級石「庵治石」を利用したコーヒーの提供などを行う。
メインは同社で使われる石材用のダイヤモンドカッターを使った大抽選会。直径およそ3メートルのダイヤモンドカッターを回して賞品を当てる。真島社長は「おそらく自分が知っている中で最も大きく、高速回転するもの。ストップボタンを押した後に止まるまで時間はかかるものの、見ていると圧巻だと思う」と話す。
景品は、同社や各出展ブースから提供される。目玉商品は伊豆高原にあるホテル「ベル・エポック」(伊東市八幡野)の食事付き宿泊券。「石材について知らない人でも、多くの人に集まってもらいたい」と呼び掛ける。
「石材は長い年月にも耐えられるもの。170年の歴史があるが、今後200年を目指して愛される石材店として活動していきたい」とも。
開催時間は10時~15時。入場無料。