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沼津で自動運転バス実証実験 市内2拠点を結ぶ

市内を実験走行するeCOM-10

市内を実験走行するeCOM-10

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 沼津市が1月22日、低速電動バス「eCOM-10」の実証実験を開始した。

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 群馬大学が開発した定員14人の低速自動運転バスを使い、沼津駅南口から沼津港間およそ2キロを往復する。時速は19キロ。沼津市によると、自動運転技術とバス優先制御を同時に行う社会実験は国内で初めてという。

 沼津駅南口から御成橋通りにある5基の信号機は、同バスが近づくと青信号に切り替わる優先信号制御でバス運行をサポートする。緊急時は手動運転に切り替えられるよう運転手も同乗する。

 同実験では、運転手など人員不足の課題解消や、交通過疎の地方都市の課題解消の糸口を探る。期間中、一般市民も乗車可能で、専用の予約フォームでバス乗車を受け付ける。1件の予約で最大4人までの乗車が可能。

 福岡県直方市から来た松元伸一さんは「一昨年沼津市で走ったEVバスには乗ることができなかったが、ぜひ乗りたいと思い参加した。走行音がバスではなく電車のような音がして、とても面白かった」と話す。

 バスは1日7往復する予定。1月31日まで。

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