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三島の複合施設「大社の杜」、夢企業大賞でダブル受賞

ダブル受賞をした山本豊さん(左)と河田亮一さん

ダブル受賞をした山本豊さん(左)と河田亮一さん

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 三島信用金庫(三島市芝本町)で5月12日、同信金が主催する「第4回夢企業大賞」の授賞式が行われた。

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 同賞は、静岡県東部と伊豆地域の中小企業の発展と地域経済の活性化を目的とした制度。地域内で営む事業を大賞に優れた技術やサービス、商品などのビジネスプランを表彰するもの。

 今回で4回目となる同賞は初のダブル最優秀賞となった。最優秀賞に選ばれたのは異業種ネットワーク事業として町工場の技術を利用した雑貨の開発・販売を行う「鯔背(いなせ)屋」(山本食品・小林金属製作所・四ツ葉テック・不二高の合同受賞)と、同店が入居する複合施設「大社の杜」(加和太建設)の2件。

 鯔背屋の活動について、山本食品の山本豊社長は「町工場は、技術はあるが注文を受けた仕事しかできず、顧客の顔を見ることが少ない。今回はその町工場の繊細な技術を使って、身近なものを作る事業を考えた」と話す。現在は多くの商品開発を展開していて「今後も共同で商品企画を行いながら展開していきたい」と話す。

 同時受賞した加和太建設の河田亮一専務は「三嶋大社の前にある土地のDNAを生かした事業を行おうと思い運営を始めた。地元の商店に参加してもらい、もう一度大社前の文化と人の交流を生み出すため、素材も大社で使われているものにこだわった」と地域性に注目。「今後はこの施設のメーンコンセプトである『アソビが生まれる粋な裏路地』になるようなイベントを開いていきたい」と、新しい複合施設の未来について展望を話した。

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