伊東・川奈ホテルゴルフコースの土、ノーベル賞受賞で話題に

ノーベル賞のきっかけとなった同コースと高木副支配人

ノーベル賞のきっかけとなった同コースと高木副支配人

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 大村智・北里大学特別栄誉教授のノーベル医学生理学賞の受賞を受けて10月6日、川奈ホテルゴルフコース(伊東市川奈)は取材陣の対応などに追われた。

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 大村さんのノーベル賞の受賞の知らせは10月5日。この報道を受けて、大村さんの業績の一つである「エバーメクチン」を発生させる新種の放線菌を採取した土地といわれている「伊東市周辺のゴルフコースの土」がネットでも話題となり、場所の特定が急がれた。

 翌6日午前中、報道各社は同ホテルコースの土と特定。朝からホテルは取材陣の取材依頼などの対応に追われる中、事実関係を確認。ゴルフ雑誌で大村さん自らが同コースであることを語っている記事を発見し、同日午後、総支配人である村井宏通さんが会見に対応した。

 村井総支配人は「今回の話を聞いてとても光栄。大村先生には受賞の喜びを伝えたい」と話した。一方で、「創業80年近い歴史のあるコースで、多くの来場者が伝統と景観を求めてくる場所。名が知られるのはとてもうれしいことだが、土壌の盗難や破壊などがないよう、より一層来場者が楽しめるよう守っていきたい」とも。

 地元伊東市出身で、営業企画を担当している高木隆行副支配人は「日本でも屈指の歴史を持ち、世界でも評価の高いゴルフ場。小さいころは、敷居が高いイメージがあり地元とのつながりが薄かったが、現在は地域住民との交流や家族向けの企画なども行っていて、より親しいやすいサービスも行っている。その中でのこのニュースは施設としても地元住民としてもとてもうれしい。この話題をきっかけに、川奈に目を向けてくれる人が増えれば」と期待を寄せる。

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