韮山高校(伊豆の国市韮山)の文系探究コース2年生38人が7月9日、戸田造船郷土資料博物館(沼津市戸田)を見学した。
桜井教諭の解説に耳を傾ける生徒たち。世界史や日本史で学んだ知識が、戸田の地でリアルな歴史として結びついていく = 韮山高生、沼津・戸田造船郷土資料博物館を見学 伊豆の歴史と地域を学ぶ
一行は当日、天城の近代文学館、松崎町の旧依田邸、土肥金山を巡り、最後の訪問地として戸田を訪れた。同コースは1年間かけて課題研究に取り組む探究型の学習プログラムで、4月にグループごとにテーマを設定し、翌2月に発表する。「長泉町と伊豆市ではなぜ子どもの数が違うのか」というテーマを立て、仮説を検証しながら伊豆市で発表した事例もある。
同コースは今年で8期目。同校の元教諭で現在は富士市立高校に勤務する桜井祥行教諭が1期生から携わり、当日も解説を担当した。桜井教諭は「グローカルリーダーを育てるために、まずは地域を知ることから始めた」と話す。
戸田出身の生徒・牧野美月さんは「地元にゆかりがある人たちが伊豆をどのように見ていたかが分かった。スポットライトが当たっていない人たちがいるからこそ、私たちの生活や発見が成り立っている。この土地を愛しているからこそできることだと感じた。久しぶりに来て、小さい頃から知識がある状態で改めて学ぶことがあった」と振り返る。