海藻アーティスト「kia.seaweed」による作品展「駿河湾と伊豆の海藻と文字」が8月15日、「ギャラリーOKUWA」(沼津市下河原町)で始まった。
海藻アート作品(関連画像3枚) = 沼津で海藻アート展 駿河湾・伊豆の海藻と文字を組み合わせた26点展示
同展では、海藻の宝庫とも呼ばれる駿河湾や伊豆に漂着した海藻を丁寧に採取し、モダンカリグラフィーなどの文字と組み合わせて額装した「海藻アート」を展示。展示数は26点で、うち半数以上が今回初めて披露する作品だという。
kia.seaweedを主宰する成沢亜紀さんが海藻に興味を持ったきっかけは、映画「リトル・マーメイド」が好きだったこと。「海藻のことを知ろうとしなかったら、今、日本の海がどんなことになっているのか考えもしなかった」と振り返る。以来、海藻について調べ、国内外で海藻に関わる人たちの活動にも目を向けながら、海藻の魅力を伝える作品を制作し続けてきた。
作品には、駿河湾や伊豆で採取した個性豊かな海藻を使う。「FOLLOW YOUR HEART」などのポジティブな言葉を海藻と組み合わせ、自然が生み出す色や形を生かしている。
開催のきっかけについて、成沢さんは「ギャラリー1階の『ひもの和助』国産魚と沖縄の塩『シママース』のみを使い、保存料などを使わない伝統製法で干物を作り続けている。近年は海の環境変化などを背景に漁獲量が減少していて、海藻の収穫量も年々減少していることから、海藻アートを通じて海藻の現状や魅力を知ってもらおうと、展示の機会が生まれた」と話す。
「駿河湾・伊豆には約400種類の海藻が生息し、世界でも有数の海藻の種類を誇る。普段はあまり目にすることのない珍しい海藻も作品に使っている。地球温暖化などさまざまな理由によって、今、海藻が減っている。海藻は日本の宝。多くの人に海藻の美しさを知ってもらい、一緒に海のことを考えるきっかけになればうれしい。海藻のロマンチックな色や形を通して、海を身近に感じてもらえたら」とも。
開催時間は11時~16時。日曜と今月23日~25日は休館。今月31日まで。売り上げの一部は海を守る活動への寄付に充てる。