沼津経済新聞

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沼津で「グソクムシ便」始まる 「キモかわいい」を自宅で

「キモかわいい」とオオグソクムシを可愛がる青山さん

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 沼津市・戸田漁港の産物を通販・情報発信する「戸田漁港直送!深海魚直送便」が6月10日から、生きたオオグソクムシを配達する「グソクムシ便」の受け付けを始めた。

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 オオグソクムシは深海150~1000メートルに生息し、体長は10~15センチの、海中ダンゴムシとも呼ばれる深海生物。

 今回のサービスは、ヌタウナギ漁でオオグソクムシも一緒に捕れることを知った沼津市地域おこし協力隊の青山沙織さんが、オオグソクムシを活用したいという思いから企画した。

 深海生物の中では比較的飼いやすいといわれているオオグソクムシ。飼育には海水や水温を20度以下に保つクーラー、外部ろ過装置などが必要で、水槽は日の当たらない場所か、水槽を遮光帯で覆うなどの工夫が必要となる。餌は2週間から1カ月に1回、魚やイカ、エビの切り身などを与える。

 青山さんは、「キモかわいいオオグソクムシを自宅で飼うことで楽しく過ごしてほしい。子どもたちにもこの体験をしてもらえたら」と話す。

 価格はオオグソクムシ2匹で5,000円(別途送料1,000円)。注文はフェイスブックページ「戸田漁港直送!深海魚直送便」で受け付ける。クール便では冷え過ぎてしまうため、発泡スチロールに保冷剤を入れて発送する。

 漁は7月上旬を予定している。

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