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沼津で「寿太郎みかんスイーツメニューコンテスト」 高校生たちがアイデア練る

グランプリを受賞した坂田さん

グランプリを受賞した坂田さん

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 沼津市内の高校生を対象にしたレシピコンテスト「寿太郎みかんスイーツメニューコンテスト」の入賞作品の発表と表彰式が2月23日、「ららぽーと沼津」(沼津市東椎路)1階ひかりの広場で行われた。

準グランプリの「寿太郎みかんチョコタルト ~フルーツを添えて~」

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 市の特産品である「寿太郎みかん」が昨年11月18日、農林水産省による地理的表示(GI)保護制度に登録されたことから開催した同コンテストは昨年に続き2回目。市の担当者は「市内の小中学生には学校給食を通して地産地消や食育の取り組みをしているが、高校では給食が無いためコンテストを開催することで地元の特産品を知ってもらうきっかけにしたい。高校の数が多いという市の特徴も生かせると思った」と話す。今回は6つの高校から99作品の応募があった。

審査員は市内の製菓店「雅心苑」「菓南」「グランマ」「ペルル」と「JAなんすん」の担当者、沼津市産業振興部長の計6人が務めた。コロナ禍のため、レシピと写真による書面で「寿太郎みかんを上手にメニューに取り入れているか」「色彩豊かで食欲をそそる工夫がされているか」などを採点し審査した。

 グランプリに加藤学園高校の坂田安美佳さんの「寿太郎カスタードケーキ」、準グランプリには飛龍高校の後藤優依さんと堤紗亜弥さんの「寿太郎みかんチョコタルト ~フルーツを添えて~」、審査員特別賞には沼津市立沼津高校の佐野晴菜さんの「みかん丸ごとゼリー ~ビタミンCたっぷり~」が選ばれた。

 グランプリを受賞した坂田さんは高校の食品研究部に所属している。「部活でも作り、家でも試作を繰り返した。ミカンそのものを生かした見た目にこだわった。カスタードにもミカンを練り込み、ミカンの粒を残すよう工夫した。グランプリの知らせを受けたときは驚いた。将来は食に関わる仕事をしたい」と笑顔を見せた。

 受賞作品は今後、市内の企業の社員食堂や、福祉施設などで利用者への提供、店での販売などを予定している。

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