三島市内を走る国道1号線沿いに9月30日、スターバックスコーヒー三島玉川店（三島市玉川）がオープンした。

午前8時前の同店

　同店は伊豆で初の路面型店舗。それまで伊豆地域でスターバックスのコーヒーを飲むには富士市や昨年完成した駿河湾沼津サービスエリア内の店舗までに足を運ばなければならなく、伊豆地域の住民にとっては待望の開店となった。

　店内は約60坪で、店内53席、テラス席24席。同社広報担当者は「今までサービスエリアの店しかなかったため、まずは地域の方にスターバックスをじっくり楽しんでほしい、という思いで店舗を設計した」と話す。天井高を他店舗よりも高くし開放感を演出、テーブル席やソファ席だけでなく、ベンチシートを設置するなど多くの利用客がゆっくり滞在する工夫も施す。

　自動車移動の多い同地域を考慮し、ドライブスルーコーナーも併設。同店ストアマネジャーの池田紀義さんは「三島市の近隣エリアの住民に対して、仕事の合間などでコーヒーやお茶でリフレッシュしたい人など、スターバックスをじっくり楽しんでもらいたい」と話す。

　オープン初日は8時の開店前に地元を中心に約70人の行列ができた。行列の先頭に立った女性は朝6時半から並んだと言い、「海外旅行や都心に行くとスターバックスを見つけては入るほどのファン」と話し、同店の魅力について、「安定したコーヒーのおいしさはもちろん、落ち着いた空間とそれを支えるブランド力」と話す。

　この日最初に注文した商品を受け取った市内在住の女子大生は、トールサイズのホットココアを受け取りながら、「先日も横浜に向かったときに購入するほどのファンで、近くにあれば行ってしまう。しばらくは混雑しそうだが、ぜひ通いたい」と話す。

　営業時間は8時～24時。