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三島の公園内にママ目線の飲食店「ピクニック」 親子目線の店づくりやメニューも

食事を楽しむ子どもたち

食事を楽しむ子どもたち

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 三島駅南口にある市立公園「楽寿園」(三島市一番町)内に4月1日、飲食店「ピクニック」がオープンした。運営は加和太建設(文教町)。

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 楽寿園は総面積約7万2000平方の三島市が保有する市立公園。1890(明治23)年に小松宮彰仁親王の別邸として造営されたのがきっかけで、その後、韓国の王族や資産家など人の手に渡ったが、1952(昭和27)年に三島市が同地を購入。その後はゾウやキリンなど動物の飼育、ミニSLやメリーゴーラウンドなどの遊具も増え、三島市民にとっての憩いの場に。近年では同地をロケ地として撮影された映画なども話題となった。

 今回の開業は昨年度まで行っていた休憩所の営業を引き継いだもので、同社施設運営事業部の遠藤将さんは「昔から子どもたちが多く集まる施設。今回は子どもたちが安心して遊べて、母親たちもゆっくり過ごせる施設の運営を目指した」と話す。

 リニューアルした同施設は、中央にキッズスペースを配置。椅子は事故を軽減するようにカバーを掛け、子ども用の小さな椅子なども設置。キッズスペースには安心して遊べる木製の遊具などを配置。子どもたちとの適度な距離で設けたテーブルも「母親の休憩時間を尊重した造りを考えた」という。

 フードメニューもリニューアル。従来あったそば類は残しつつ、キッズメニューとして「キッズプレート」「キッズカレー」(480円)も新たに提供。同園の人気者であるアルパカをあしらったカレーは子どもたちが食べやすいよう、おにぎりの形状にしたのも特徴だ。

 この日、神奈川県川崎市から訪れた30代の女性は「今日は里帰りでやって来たが、以前と異なり、入りやすくて驚いた。子どもたちもメニューが気に入ったらしく、ここで楽しく遊んでいて、安心して休憩できる。親子で施設を長く使え、とても楽しい」と感想を話す。

 遠藤さんは「現在多くの親子がこの施設を利用してくれている。今後はここが親同士のコミュニケーションの場として発展してくれれば」と話す。

 開園時間は9時~17時。月曜休園。

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