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伊豆で本橋成一さん「在り処」写真展 最新作品「アラヤシキ」上映も

本橋成一さんの作品「炭鉱(ヤマ)」を解説する森さん

本橋成一さんの作品「炭鉱(ヤマ)」を解説する森さん

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 IZU PHOTO MUSEUM(長泉町)で現在、企画展「本橋成一 在り処(ありか)」が開催されている。

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 ドキュメンタリー作家である本橋成一さんの写真251点と、本橋さんの映像作品のダイジェストを放映する展示を中心とする同展。初期の代表作で太陽賞を受賞した「炭鉱(ヤマ)」や、出稼ぎ労働者ら多彩な人の姿を映し出した「上野駅」、大阪の食肉処理場を舞台に25年追い続けてきた「屠場(とば)」などを展示する。

 本橋さんの作品について、同展を企画した学芸員の森陽子さんは「スキャンダラスな瞬間を切り取る写真とは異なり、静かな目線で被写体と向き合う作品が多い。地方や芸能に携わる人と、失われていく場所の写真があり、生き方や姿勢がうかがえる」と話す。

 5月15日には、映像最新作「アラヤシキの住人」の上映(10時30分~、14時15分~)と、本橋さんによるギャラリートークショー(11時15分~、14時15分~)を開く。本橋さんが写真の解説やエピソードなどを披露する予定。

 森さんは「静かな目線で人々の営みを捉え、鑑賞者と世界の距離を縮めてくれる。多くの人に写真と映像の魅力を知ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開廊時間は10時~17時。水曜休廊。7月5日まで。

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