交流イベント「火曜日のヨル喫茶 Vol.3」が5月19日、「PASO(パッソ)」(沼津市大手町)で開かれた。
「火曜日のヨル喫茶」に登壇した水野響さん(左)と伊藤優花さん = 沼津で「火曜日のヨル喫茶」 地域おこし協力隊2人が挑戦語る
同イベントは、「つどう・であう・はじまる」をコンセプトに、業種や世代を超えた大人たちが集い、交流を通じて新たな挑戦やつながりを生み出すコミュニティーイベント。参加者は、ゲストの人生や活動について語られるトークを「酒の肴(さかな)」に交流を深めた。
今回は、4月に沼津市地域おこし協力隊に就任した水野響さんと伊藤優花さんが登壇。それぞれのこれまでの歩みや、沼津・戸田地域への思い、今後挑戦したいことなどを語った。
水野さんは沼津市第五地区出身。田方農業高校を経て、中央医療健康大学校で柔道整復師資格を取得後、名古屋市のピラティススタジオに約6年間勤務した。高校時代にはフェンシング部に所属し、サッカーJリーグ「清水エスパルス」に熱中した経験から「頑張る人を支えたい」と、人の身体を支える仕事を志したという。
会社員時代には、「痛みを治して終わりではなく、根本から健康を支えたい」と感じ、「自分のやりたいことを見直した」と振り返る。現在は、沼津市地域おこし協力隊として地域産品の商品開発や販路拡大に取り組むほか、5月にピラティススタジオ「Chico」をオープン予定で、「運動が苦手な人でも安心して通える場所をつくりたい」と話した。
今後については、「運動をきっかけにコミュニケーションが生まれる場をつくりたい」とし、戸田地区でのピラティスレッスンや地区センターでの体操指導、幼稚園でのレッスンなどにも意欲を見せた。「私の大好きな沼津ではなく、『私たちの大好きな沼津』にしたい」と語った。
戸田地区担当の伊藤さんは、韮山高校時代に江川邸で歴史について学んだり、戸田の歴史や造船文化「ヘダ号」に魅了されたりしたことを紹介。学生時代からウェブマーケティングにも取り組み、自身で立ち上げたウェブサイトが100万PVに成長したほか、SNS総フォロワー数10万人以上のアカウント運用や、SNSコンサルティング会社の取締役も務めるなど、デジタル分野でも活動している。
現在は、「戸田を100年先まで残したい」という思いを軸に、地域資源を生かした事業づくりに挑戦。特に「酒」が人と人をつなぐコミュニケーションになると考え、「戸田には酒屋がなく、観光客が地酒を買える場所も少ない」と課題を挙げる。「地元の人も観光客も集える、角打ちができる『最高に面白い酒屋』を作りたい」と展望を語った。
市内から参加した40代男性は「志の高い2人の話はとても刺激的で参考になることも多く、あっという間の時間だった。参加者全員で行った水野さんのストレッチが盛り上がった」と話していた。