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三島で市民らによる映画製作企画スタート-未来をつくる人づくり目指す

トークショーで地域の魅力について話す林監督(中央)

トークショーで地域の魅力について話す林監督(中央)

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 みしまプラザホテル(三島市本町)で7月9日、「みしまびと映画制作プロジェクト」のキックオフイベントが開催された。

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 三島の地域活性や魅力創出を目的に映画制作を市民と行う企画で、今回が初の開催となる。、シナリオ作りから市民が参加し、2016年の完成披露を目指していく。

 今回は映画監督の林弘樹さんを招き、林さんの監督作品「ふるさとがえり」の上映会と林監督のトークショーを開いた。

 同作品は岐阜県恵那市を舞台としたもので、恵那市と市民が協力して作り上げたもの。地域づくりや地方の魅力創出のきっかけとして各地で上映会が行わており、現在までに1000回以上、上映会が行われている。

 今回のイベントについて、三島での映画制作を目指す「みしまびとプロジェクト」の代表である藤田義行会長は「フィルムコミッションのようなロケ地誘致ではなく、映画製作を通して三島の魅力を見つけ、それを発信していくのが目的。三島が好きな人なら、どの人でも参加してほしい」と呼び掛ける。

 上映会を終えて、参加した40代の女性は「感動する映画だった。地域と人の愛情を感じされる、とてもいい作品だった。三島でもこういう作品ができたら街の誇りになるのでは」と感想を述べた。

 三島という土地について、林監督は「根底に文化の力があり、人柄も穏やかで温厚。魅力の多い人たちが多い」と話す。作品づくりに関しては「多くの人と話してコンセプトから作っていきたい。ジャンルやテーマはこれから全員と進めていければ」とも。

 今後について、藤田会長は「この映画制作を通して、三島の未来を作る人を育成していく事業になっていければ。単発イベントなどの事業と異なり長く関わっていくことで、三島の未来や魅力を発見していきたい」と意気込みを見せる。

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