イベント「リノベーションまちづくりサミット2022＠沼津」が9月22日・23日、「沼津ラクーン」（沼津市大手町）を中心に行われる。主催は「リノベリング」（東京都豊島区）。

　リノベーションまちづくりは、今ある資産を活用し、自治体の都市や地域経営課題の解決を行うまちづくりの手法の一つ。2011（平成23）年に北九州市で始まり、全国91都市地域で取り組まれてきた。リノベーションまちづくりを学ぶ「リノベーションスクール」はこれまで74都市地域で行われている。

　同サミットは2016（平成28）年に始まり、今回で5回目。全国でまちづくりに関わる約50人をゲストに迎え、「越境する教育と福祉」「民間目線の公民連携」「Z世代のまちづくり」「静岡の静かな革命」など10のテーマで事例紹介とトークセッションを行う。「山」「街中」「川辺」「海辺」のコースで沼津市内のリノベーションまちづくりの実例を学ぶ視察ツアーも用意するほか、登壇者と参加者の交流会も行う。

　視察ツアーを担当する「lanescape（レーンスケープ）」の小松浩二さんは「沼津には山・川・海・まちと魅力がたくさんあり、全国の人に沼津のさまざまな公民連携の取り組みを紹介するために4つのコースを用意した。まちづくりの行政的なスキームを知ることもできるので、公務員やまちづくりに関わる人、コンサルタントなどにも参加してもらえたら」と話す。

　開催時間は9時30分～。トークセッションは参加無料。視察ツアーは2,000円～。専用サイトで事前に申し込む。