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沼津にコストコ再販店「イーコスト」 物流企業のノウハウ生かし

人気商品のパンとトイレットペーパーを持つ佐藤社長

人気商品のパンとトイレットペーパーを持つ佐藤社長

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 コストコ再販店「E-COST(イーコスト)沼津店」(沼津市西沢田)が3月17日、オープンした。

イーコスト外観

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 アメリカの会員制卸売りスーパー「コストコ」の再販を専門にする同店。コンビニエンスストア跡地180平方メートルに構える店舗では、常時300品目・1800個以上の商品をそろえる。

 同店は神奈川県が発祥で現在は沼津店と合わせ4店舗を展開。同店は御殿場店に次ぐ静岡県内2店舗目となる。同店の運営を行うCOCODOT(神奈川県中井町)の佐藤正明社長は「もともとは、ネット通販の発送代行を行う物流業から、コストコの再販店としてネット通販でビジネスを行ってきた。コストコから遠方にある地域をリサーチして出店してきた」と話す。

 オープンから2週間がたつが客足は絶えることなく、1日当たりの売上高は350万円。レジ通過者は1000人を超えるという。人気商品はパンなどの食料品で、「コストコの味わいを安価で楽しめるのが特徴」と佐藤さん。食料品や日用品の需要が高いと分析する。

 同店を訪れた30代の主婦は「千葉や埼玉にあるコストコにも足を運ぶが、まとめ買いしすぎてしまうことも。ここなら食料品などがちょうどいいサイズで販売されている」と笑顔を見せる。

 佐藤社長は「平日であれば14時から15時には人気商品が売り切れになってしまう。しかし、販売量を計算した受発注と流通網を使い、常に鮮度の高い商品を供給できている。物流企業だからこそのノウハウを生かしている」と打ち明ける。

 今後について、佐藤社長は「現在まで4店舗のみの展開だが、今後もコストコから距離の遠い場所を中心に10店舗まで拡大し、物流業に匹敵する売り上げを作っていきたい。コストコのブランド力に頼らないオリジナルの商品も展開していければ」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。月曜定休。

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