沼津・新仲見世商店街にあるダンススタジオ「ElPasito（エルパシート）」（沼津市大手町）が4月22日、4周年イベントを行った。

　スタジオ主宰者の小泉奈々美さんは、会社員を経て2019（平成31）年に同施設をオープン。現在は米国在住で、リモートでサルサダンスの教室を開く。スタジオは、ヨガや会議のスペースとして貸し出している。

　同スタジオのオープンは、オープンの前年に当たる2016（平成28）年、沼津の活性化を目指す「沼津リノベーションスクール」に参加した小泉さんが、参加者とともに同商店街に踊りと飲食を融合した「おどる商店街」を提案したことがきっかけ。今回のイベントについて、小泉さんは「仲間の企画で一度も開催できていない『おどる商店街』をようやく実現できると、静岡県内のダンサーを中心に声をかけた」と振り返る。

　イベントには70人のダンサーが集まり、施設内でダンスを披露、コロナ禍で疎遠になっていた親交を再び深めた。メンバーの一部は施設を飛び出し路上でもダンスを披露。街ゆく人は、ダンサーの姿に拍手を送った。

　今後について、小泉さんは「久しぶりに仲間に会えてとてもうれしかった。サルサダンスは言語のいらないコミュニケーションともいえる。今後もダンスを続け輪を広げていきたい。いつかは昨年生まれた娘と共演したい」と笑顔を見せた。