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沼津の高校生が商店街の魅力発信 新商品開発や一日店員など成果発表会

成果発表を行う高校生

成果発表を行う高校生

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 「集マレ!商店街プロデューサー 高校生による個店の魅力プロモーション事業」の成果発表会が11月24日、沼津商工会議所(沼津市米山町)で開かれた。主催は沼津商工会議所と沼津市商店街連盟(同)。

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 高校生の視点を生かした情報発信で商店街の活性化を目指すことを目的に2021年から開催している同事業。

 今年は市内の高校生14人が参加し、アイスクリーム店「Happy Fine」(高島町)、ケーキ店「ドルチェガレージ」(新宿町)、新聞店「NewStand+」(大手町)の3店舗を対象に、映像・デザイン・広報の専門家からアドバイスを受け、動画やチラシ制作、新メニュー開発などを行った。

 「Happy Fine」を担当した沼津西高校と加藤学園高校、沼津工業高校の生徒はシャインマスカットを使った新商品「マスカットフロート」のアイデアと同店のインスタグラムの投稿を担当した。「ドルチェガレージ」を担当した加藤学園高校と沼津市立沼津高校の生徒は1人用サイズのオリジナルクリスマスケーキ「パラディーゾ・ドルチェ」と「ブリランテ」の開発と動画制作を行った。「NewStand+」を担当した加藤学園高校と沼津市立沼津高校はエプロンのデザインやPOP制作、コースター用の消しゴムはんこ作り、ホットドッグの新商品「ウチナードッグ」と「武井牧場」(西熊堂)のアイスに「しずおか海ぶどうLABO」(内浦三津)の沼津産海ブドウを載せた「マリンポップス」など4種類のアイスを開発し、一日店員を担当したことなどを発表した。

 ドルチェガレージでは、高校生が提案した新メニューをベースに改良を加えて今年のクリスマス商品として販売する予定だという。NewStand+では店員が高校生デザインのエプロンを着用し、4種類のアイスを定番メニューにし、「ウチナードッグ」の販売も始める。

 アドバイザーでデザイナーの大木真実さんは「店のいいところを探したり、他の店と違うところを探したりすることを、それぞれの高校生が見つけ、PRできたと思う」、岡本雅世さんは「SNSが主流となり、動画など作ったものを拡散しやすくなった。高校生が担当したインスタグラムの発信では、人の温かみが感じられる投稿ができていた」、フォトグラファーの船津学さんは「学園祭と違い、コストや店の都合などいろいろな制限がある中で、自分たちの思いが100%実現できなかったと思うが、社会に出たら誰もが体験すること。この経験が高校生の頃からできるのは素晴らしいこと。どのグループもみんな大成功だったと思う」と、それぞれ講評した。

 一日店員を担当した生徒は「高校生が開発した商品が食べられる、高校生が店員をやってくれるという理由で来てくれたお客さまが多くいた。今後も店に足を運びたい」と話していた。

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