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三島が舞台の映画「惑う」クランクイン 大正・昭和にタイムスリップ

少年たちに演技指導をする林監督

少年たちに演技指導をする林監督

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 三島が中心舞台の映画「惑う」が8月20日、クランクインした。

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 「映画制作を通して三島の未来を作る人を作る」をテーマに、2014年7月に発足した同プロジェクト。これまで延べ4000人が携わり、短編映画や本編脚本を手掛けるなど市民参加型の映画制作活動を展開している。

 同作品は、大正期から昭和50年代の三島を舞台に母娘をめぐる物語が中心。主演のいずみ役は佐藤仁美さん、妹役に中西美帆さん、2人の母役に宮崎美子さん。このほか、小市慢太郎さん、村田雄浩さん、斉藤洋介さん、藤田弓子さんなどの実力派俳優が名を連ねる。

 この日は楽寿園(三島市一番町)でクランクインし、大正時代の私塾で幼い学生たちが勉強するシーンからスタートした。現場には20人ほどの丸坊主となった少年たちが集まった。市内在住という9歳の男の子は「地元の友だちからの誘いで集まった。映画に出るのは初めてで緊張する。でも自分が映画に出られると思うと楽しい」と話す。

 映画は現在9月6日までを前半として、市内を中心にさまざまな場所で撮影する予定。後半は12月から半月間で、クランクアップは12月中を予定する。上映会は来年5月頃を予定している。

 同プロジェクトでは現在、映画を手伝うスタッフを随時募集しており、エキストラ手配やプロスタッフ補助、現場スタッフの料理制作などを募集している。事務局の田島一慧さんは「午前中だけや休日だけでもぜひ参加してほしい。多くの人が携わって映画を作ることによって、より地域が盛り上がる映画にしていきたい」と話す。

 問い合わせは同事務局(TEL 090-7680-2099)まで。

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