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伊豆のチンパンジー、ヨーグルトで風邪予防 今年はプラズマ乳酸菌も

ヨーグルトを満足げに飲み干すアクセル

ヨーグルトを満足げに飲み干すアクセル

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 伊豆シャボテン動物公園(伊東市富戸)で立冬にあたる11月7日から、チンパンジーの風邪・インフルエンザ予防としてヨーグルトが与えられている。

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 チンパンジーも「風邪」をひくのは有名で、副園長の竹田正裕さんは「人間とチンパンジーはDNA上、数パーセントしか異なっておらず、人間と同じく風邪やインフルエンザウイルスに感染する。風邪をひくとチンパンジーも、せきやくしゃみ、発熱による鼻水やボーッとするしぐさなど、人間と変わらない症状を起こす」と話す。

 同園が冬場にヨーグルトを摂取させるのは、おおよそ20年前から。この冬はさらなる健康増進を図るため、対ウイルス免疫の司令塔細胞(pDC)を活性化させ、免疫の根本を強くするとされる、プラズマ乳酸菌を配合したヨーグルトを採用。園内に生息するチンパンジー9頭に1日おおよそ200ミリリットルの「のむヨーグルト」を与えている。

 同園のチンパンジー育成施設「チンパンジウム」では1日1回、アクセル(21歳・オス)による「ヨーグルトタイム」を実施。時間中、アクセルの昼食である野菜や果実と一緒に飲むヨーグルトを用意。この日のアクセルは野菜や果物を丁寧に食べた後、食後にヨーグルトを摂取。「例年食後のデザートのように摂取している。ヨーグルトの甘みのためか、一息に摂取する」(竹田さん)。

 同園の風邪対策として、食事体制もしっかり管理しているという。竹田さんは「ヨーグルトのほかに、ダイコンやネギ、ニンニクやショウガなど、ビタミン摂取や免疫力の強化にも務めている」と話し、「飼育員らもビタミンと免疫力の強化のため、同様の注意を払っているという。

 開園時間は9時~16時。ヨーグルトタイムは毎日13~14時を予定。入園料金は、大人(中学生以上)=2,300円、小学生=1,100円、幼児(4歳以上)=400円。

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