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函南の温泉宿が「畑毛温泉の素」販売へ 地元イメージした「富士山の香り」も

「多くの人に温泉の魅力を家で感じてほしい」と山本さん

「多くの人に温泉の魅力を家で感じてほしい」と山本さん

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 温泉旅館「伊豆畑毛温泉 誠山(せいざん)」(函南町畑毛)が11月26日、入浴剤「伊豆函南畑毛の湯」の販売を始めた。

 畑毛温泉は函南町に存在する温泉街。かつて源頼朝が軍馬を癒やすために同地を訪れ、温泉につかったという言い伝えが残っている。古くから湯治場として知られる同地は、1962(昭和37)年には国民保養温泉地に指定された。

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 同旅館社長の山本龍太郎さんは今回の商品開発について、「多くの利用客から、自宅でも楽しめる物を作ってくれないか、という要望が非常に多かった。最盛期には20軒以上あった温泉宿も、現在はわずか。畑毛を代表するお土産品として、少しでも畑毛温泉をアピールできる商品がほしいと常に考えていた」と話す。

 同商品は、オリジナル温泉の素を制作する「温泉の素ドットコム」と共同開発した。入浴剤は温泉成分を分析し、再現した成分を入れ「富士の湯」「若竹の湯」「寒椿の湯」の3つの香りを用意する。富士の湯はミルク成分を入れ、ミルクの香りにしたという。

 山本さんは「富士山にかかる雪をイメージし、函南町の名産である丹那牛乳と関連させるためにミルクの香りにした。本当の温泉は香りがないが、日々の疲れを癒やしてほしいと考え、バリエーションを作った」と話す。

 「自宅で35度前後のぬるい温度で温まってほしい。畑毛の温泉を思い出し、ゆっくり入ってほしい」とも。

 今後は同旅館内だけでなく、近隣観光施設での販売や通信販売も検討しているという。「当商品をきっかけに、伊豆の函南という地名、畑毛温泉という名前を知ってもらえれば」と山本さん。

 価格は180円。大容量用(10回分)は1,500円。ギフト用に3色パック・6色パックも用意する。