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三島の高校で産学連携企画 アイデア出し他地域の課題解決図る

アイデアを出し合う生徒たち

アイデアを出し合う生徒たち

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 日本大学三島高校(三島市文教町)で6月16日、デザイン制作会社「モスク・クリエイション」(東京都港区)との産学連携企画が始まった。

自身のアイデアを発表する生徒

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 同校2年生30人が中心となり、世界自然遺産に登録予定の徳之島(鹿児島県)を題材に、地域の課題を解決するアイデアを出し現地に伝える同企画。

 徳之島にサテライトオフィスを構えるモスク・クリエイションでは今後、同企画を通じ、高校生の会議をサポートするほか、現地でのプレゼンテーション機会を作り、企画実現に向けた取り組みを進めていく予定という。

 加藤利光教諭は「新型コロナウイルス感染症の影響で生徒同士や生徒と社会のつながりが薄くなり、懸念しているところに連携企画の話があった。生徒たちには教科書やオンライン授業では学べない体験をしてほしい」と話す。

 この日は「島民の笑顔を作るための100通りのアイデア出し」として、「クレイジー8」や「ブレーンストーミング」など、実社会でも採用されている課題解決に向けての思考法を使いアイデア出しを行った。生徒たちからは「空気の缶詰を販売する」「民族舞踊の交換留学」「リモート脱出」などのアイデアが挙がった。

 加藤教諭は「今後は『過疎化』『外来種の繁殖』『アマミノクロウサギの食害』などの課題に取り組む予定。(生徒たちには)具体的課題を解決できる力を備え、社会に通用する適応力を身に付けてほしい。高校生たちのパワーが徳之島の未来につながれば」と期待を寄せる。

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