「千鳥観光汽船」（沼津市千本港町）が2024年1月1日、「大瀬神社初詣特別クルーズ便」を運航する。

「大瀬神社初詣特別クルーズ便」を運航する「千鳥観光汽船」

　往路は沼津港を8時に出港し大瀬神社（西浦江梨）に8時35分に到着、復路は大瀬神社を10時に出港し、沼津港に10時35分に到着する。元日の沼津港・大瀬往復遊覧クルーズ便は初めて。

　静岡県の指定有形民俗文化財に指定されている同神社。境内にある「神池」は、海に囲まれているが淡水の池で、伊豆の七不思議の一つとされる。神社に面する大瀬崎は、駿河湾に向かって突き出した細長い岬で、「琵琶島」とも呼ばれている。大瀬崎にはビャクシンが約130本群生し「大瀬崎のビャクシン樹林」は国の天然記念物に指定されている。

　千鳥観光汽船を運営する「浜友グループ」（東京都千代田区）営業課長・小林直貴さんは「神池は竜神の竜穴に当たるといわれ、大瀬崎の先から富士山が見えるパワースポット。沼津港から大瀬崎まで三大日本一の富士山・駿河湾・びゅうおを体感できる遊覧クルーズ。観光客はもちろん、地元の人にも帰省している家族と共に大瀬での初詣で辰（たつ）年の開運祈願をしてほしい」と話す。

　料金は大人片道＝1,250円、小学生以下片道＝630円、大人往復＝2,500円、小学生以下往復＝1,250円。