日本大学三島高校(三島市文教町)が4月13日の新学期から、「時差登校」を導入した。
同校が実施する「時差登校」は、設置コースによって登校時間を分ける取り組み。一般的に高校では始業時間が統一されているが、同校では一部のコースで始業時間を1時間遅らせることで、終業時刻を調整する運用を行っている。大規模校としての社会的責任を考慮し、三島駅北口から他校の生徒と重なる通学路の交通渋滞緩和や、公共交通機関のオフピーク利用の促進などを目的としている。
制度開始から1カ月が経過し、生徒からはさまざまな反応が上がっている。肯定的な意見としては、「1時間目の時間帯に自習などの勉強ができるようになった」「朝ゆっくりと登校できるので、気持ちにゆとりができた」などの声が聞かれた。授業運営についても、「昼休みを挟んで午前3時間・午後3時間の構成になり、授業内容に集中しやすくなった」と効率化を実感する生徒もいる。
一方で運用面の課題も浮き彫りになっている。通学環境については、「電車の混雑状況はあまり変わらない。少し減ったかもしれない程度」という声や、「曜日によって登校時間が変わるため、スケジュールの管理に混乱する」という戸惑いも見られる。終業時間が1時間遅くなるのに伴い、「部活動に充てられる時間が減った」「帰宅時間が遅くなった」といった私生活への影響を指摘する意見も出ている。
大川幸祐教頭は「三島駅北口の通学路は他校の生徒も多く、横断歩道などで渋滞を引き起こしていた。時差登校によって、遠方からの通学者が余裕を持って登校できるようになり、家庭での早起きの負担軽減や通学地域の広がりにもつなげたい」と話す。