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東伊豆町のオリーブ農家、収穫ピークに エンジニア転じ「豊かな暮らし」目指す

東伊豆町のオリーブ農家、収穫ピークに エンジニア転じ「豊かな暮らし」目指す

自家栽培のオリーブを搾油機で絞る大同さん夫妻

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 東伊豆町のオリーブ農家「大同ファーム」(賀茂郡東伊豆町片瀬)で現在、オリーブの収穫と搾油がピークを迎えている。

 大同久志さんと妻の千香さんの2人で運営する同ファーム。2人は東伊豆町にある5000坪の敷地に120本、湯河原の農地にも120本、合計240本のオリーブの木を栽培している。

 今年は10月の長雨の影響で収穫時期が遅れ、現在、収穫と搾油のピークを迎えている。今年の収穫量はおよそ600キロで、東伊豆町の農場に併設された工場で久志さん自ら搾油機を操作し、オリーブ油を精製していく。

 久志さんは東京都板橋区生まれで、前職は外資系企業でシステムエンジニアとして勤めていた。千香さんも横浜の出身で「幼いときから都心で暮らしていて、自然や農業に対して憧れがあった。いつか2人で実現したいと会社員時代から思っていた」(千香さん)と話す。

 久志さんは2011年にシステムエンジニアを早期退職し、神奈川県にある農業支援プログラムに参加。数々の栽培を検討した結果、付加価値が高いオリーブに注目。2012年から湯河原にオリーブを植樹し、栽培を開始した。

 栽培するオリーブの木は全て無農薬で行うのが2人の信条で、「害虫の駆除などに手間はかかるものの、人の口に入るものなので、細心の注意を払いたい」と久志さん。

 当初は搾油に関しては専門の機械を保有する知人に借りていたが、「先方の都合を尊重するため、オリーブの搾油するベストなタイミングで搾油できなかった」と振り返り、およそ300万円でイタリア製の搾油機を購入。メンテナンスや調整などは、久志さんが1人で行っている。

 現在は搾油したオリーブオイルに瓶詰めをする作業を行っている最中。販売されるオリーブオイルは、クチコミなどを介してネット販売ですぐに売り切れるという。

 千香さんは「健康志向な人や、食にこだわった人に味わってもらいたい。少量しか搾油できないが、味は納得してくれるはず。オリーブを通して多くの人に豊かな暮らしを味わってほしい」と話す。

 価格は120ミリリットルで3,450円。

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