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熱海の青果店にカフェスペース 地場産食材の魅力発信

店頭にできたオープン席

店頭にできたオープン席

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 県内産の青果物を中心に販売する「REFS熱海店」(熱海市咲見町、TEL 0557-48-6365)に6月30日、カフェスペース「REFS Kitchin」がオープンした。

店内の様子

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 同店は3月にオープンしたREFSの2号店で、伊豆半島や富士山麓を生産地とした有機野菜や加工品を販売する専門店。店内には毎朝採取してきた野菜を並べ、その日のうちに販売することを目標とする。店主の小松浩二さんは「野菜のセレクトショップという位置付け。大量販売を目的とするのでなく、その季節に合った野菜、野菜に合った食べ方を提供している」と話す。

 カフェスペースは同店の2階の一部を改装したもので、約25平方メートルのスペースに18席を用意。メニューは「REFSやさいプレート」「米粉カレー」(以上1,200円)、スープセット(750円)の3種がメイン。野菜を中心とした小皿料理や、地場産のクラフトビールも提供する。

 調理を担当する一杉さゆりさんは「どの野菜も個性的で魅力のあるものばかり。野菜の魅力を引き出すのはもちろんのこと、地場産の調味料なども積極的に利用していき、地域の魅力を引き出していきたい」と意欲を見せる。

 店舗のコンセプトについて、小松さんは「沼津店では会社員や地元在住者を中心に弁当の提供を行ってきたが、熱海は観光客が多く、人が集まり地域の魅力を発信できる場所にしたかった。ゆっくりとくつろいでもらえるよう、ビールなどの提供も行っている」と話す。

 店を訪れていた茨城県在住の雨甲斐(あまがい)理恵さんは「自分の知らない野菜や見たことのない素材が多くとても楽しい。生産者のストーリーなども聞けるので、食べるだけではない、知る楽しさもある」と感想を話す。

 小松さんは「カフェのオープンに伴い、軒先に2席のみのオープン席も用意した。熱海の行き交う人たちと交流しながらビールを飲むこともできる。ここで多くの人たちの交流を提供できれば」とも。

 営業時間は11時30分~17時。火曜・水曜定休。

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