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沼津の公園で「週末の沼津」開催 物販店と「顧客との接点」拡大へ

出店する浅宮さん夫妻

出店する浅宮さん夫妻

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 マーケット企画「週末の沼津」が6月26日、沼津中央公園(沼津市大手町)で行われる。

浅宮商店が販売する商品たち

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 同企画は、沼津中央公園で行われる実証実験の一つ。同公園では、2020年10月から新型コロナウイルスの影響による「新しい日常」を具体的にしようと定期的なマーケットに加え、インターネット上でのオンラインマーケットなども開いている。

 今回の企画を実行委員の小松浩二さんは「東京の非常事態宣言をはじめとする地域のコロナ対策に応じ、これまでは飲食店による食事の提供が中心だったが、今回は物販を中心に企画した。沼津は顧客と物販店の関係性が強い街だったこともあり、開催が、より顧客と店舗の関係性を強めるきっかけになれば」と話す。

 今回の出店数は22店。多くの店では、物販をメインに出店する。

 雑貨の企画・デザインを行うパブリックデザイン(三島市)は、自社ブランド「Floyd(フロイド)」のアイテムを販売する。同社の藤沼祐介社長は三島市出身で、富士山をモチーフにした雑貨を東京の土産店などでも販売している。

 藤沼さんは「以前、雑貨店を営んでいたときは顧客との接点が強かったが、デザインと販売に数年前に集中してから地元である三島との関係性が薄くなってしまった。このイベントでは地元住民とのコミュニケーションを重視していきたい」と話す。

 1891(明治24)年創業の竹の卸・販売を行う浅宮商店は、竹かごや曲げわっぱなどの日常生活品を販売する。

 同社の4代目・浅宮浩典社長は「長らく園芸店向けの竹材料の販売を行ってきたが、先代の社長が竹細工や竹雑貨の販売を始めた。以前からイベントには出店していたが、ここ1年は新型コロナウイルス感染症の影響で新しい顧客との接点がない。竹かごや弁当箱など持続可能化・エコ社会に対応した商品を出品し、竹の良さを知ってほしい」と話す。

 イベントは10時30分~14時30分。雨天中止。

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